イチゴ一粒5万円! 超高級品ラインが、日本を救う!?


クラウドファンディング,ソーシャルレンディング,マネセツ

たとえば今ここに1万円があって、好きに使っていいと言われたら、何を買いますか。そんなとき、1本1万円強のビールを買ってみる。
数百円で買えるビールに、1万円強も出すことこそ、最高のぜいたくと言えるのではないでしょうか──。

サプライズのプレゼントに、あるいは記念日に。一生に一度あるかないかの「いつかは食べてみたい」一品を口にしたら、人生観まで変わるかもしれません。
こうした商品にお金を出し、「心のぜいたく」を堪能することが、日本を元気にする秘訣かも!
そこで今回は、その業界にあって日本一と言われる超高級品をご紹介しましょう。
 

消費が落ち込むなか、高級ラインは健在!

 
那須高原ビール「ナインテイルドフォックス1998年」500ml
価格:1万2000円(税別)

1996年に創業した那須の地ビール専門店が販売する高級ビール。社長挨拶には「生きている喜びを感じてもらえるような、そんな地ビールと場の提供を」とあります。
数種類の麦芽と厳選したビール酵母、そして豊かな那須の雪解け水を使用して作られるビールは、樽のなかで18年も熟成。細部に至るまで研究し尽くされたビール造りへの愛情が、この長期熟成を可能にしました。アルコール濃度は11%と高く、ほかのビールでは味わえない複雑かつ重みのある、忘れられない味となっています。

奥田農園「特大イチゴ美人姫」(桐箱入)一粒入り
価格:5万円(税別)(桐箱入)

岐阜県羽鳥市にある「奥田農園」から、高級ビールのさらに上をいく、なんと一粒5万円のイチゴが登場!
大きさも1粒 80g以上とビッグサイズ。普通のイチゴは15g程度ですから、4倍以上と、その大きさにまず驚かされます。
糖度は13%以上あり、ジューシーな甘さといい、色ツヤ、香りも申し分なし。宝石のように最高にスイートな気分になれるインパクト大のイチゴなのです。
この美人姫を完成させるために費やした時間は13年。こだわり抜いた大きさと味わいは、「奇跡のいちご」とも言われます。

二代目福治郎「高級納豆詰め合わせギフト・鶴の子セット」
価格 1万円(税別) 内容「鶴の子」12パック+男鹿半島の塩(秋田杉木箱入り

北海道でもわずかしか栽培されないという鶴の子大豆。大粒で甘みがありもっちりした味わいは、一度食べるとやみつきに。この大豆を、72時間もかけて熟成させることで、美味しさが最大限に引き出された納豆が「鶴の子」です。一般的に納豆は、製造開始から出荷まで最短3日程度ということを考えると、まさに業界の常識を覆す時間をかけた納豆と言えそう。この「鶴の子」が12パック入った、まさにおもてなしのギフトなのです。
また、二代目福治郎では、1パック2000円(税別)の納豆「丹波黒」もあり。丹波の黒豆2Lを100%使用した、濃厚な美味しさが堪能できます。
 

2015年の一世帯あたりの平均貯蓄は1805万円!

 
今回紹介した商品は一部ですが、日本全国には様々な超高級品があるようです。
「脱デフレ」という言葉が盛んに聞かれるようになった昨今ですが、2015年の家計調査をみると、総世帯消費支出は実質2.7%減と2年連続減少で、デフレ脱却とは言えない状況が続いています。

この消費の低迷を反映するように、低価格商品が氾濫。
しかし同時に、超高級ラインも確実に健在なのです。つまり、生活の中心を彩るのは低価格商品であることは間違いありませんが、自分の趣味・嗜好にはぐんとお金をかける余力がある世帯も多い、ということなのでしょう。

ちなみに日本人は貯蓄好きと言われますが、2015年の2人以上世帯の貯蓄残高平均値は、1805万円。
もちろん富裕層が平均値を押し上げていると言えますが、貯蓄保有世帯の中央値も1054万円と高い数字を示しています。
 

低価格商品が氾濫するなか、あえて超高級品で勝負

 
この時代、価格に見合う価値以上のものを感じなければ、消費者はあえて高額商品に手を出すことはないでしょう。
超高級品のいずれも根底にあるのは、商品への計り知れない愛情と、飽くなき開発への探求心。

常識をくつがえす独自の手法を見いだし、超高級品を生み出す惜しみない手間ひまが、ヒットの秘訣であり、ひいては日本の活力を生む原動力になっていくのかもしれません。
 
 

≪記事作成ライター:中村深雪≫
ライター。千葉県出身。4月より金沢在住。映画、舞台、飲食、住まいについての広告・取材記事や、著名人インタビュー、街歩きコラム等を手がける。関東から北陸に来て、日本の魅力を再発見。現在は幅広いジャンルで執筆中。


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