沸騰!いまどきの婚活アプリで出会いを求める男女たち


クラウドファンディング,ソーシャルレンディング,マネセツ

結婚を前提に男女が出会う、そのスタイルが様変わりしている。

長い間、日本人の結婚への道筋は、戦前戦後の「お見合い」から脱却して、職場や友人などを介しての「恋愛」が中心だったのだが、それらもまた、まもなく過去のものになりそうだ。結婚は恋愛を経て……ではなく、活動してゲットするものへと変化している。それをリードしているのが、インターネットを駆使した「婚活アプリ」だ。今回は、沸騰するいまどきの婚活アプリ事情についてお伝えする。

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婚活への意識、女性に大きな変化

結婚とは、恋愛を経てたどりつくゴール。それが従来のイメージだったはずだが、それらは過去のものになりつつある。

昭和末期、女性の社会進出が叫ばれ、女性が働くことは当たり前になった。その結果、男女とも結婚は後まわしにされ、晩婚化が進んだ。現在の結婚平均年齢は男性で31.1歳、女性で29.4歳にまで上昇している。

しかし、結婚より仕事を選んだ彼女たちに待っていたのは、深刻な「行き遅れ感」だ。仕事をしながら恋愛もしたし、それなりに充実した男女交際もあったが、結婚には踏み切らなかったことから、30代半ばを過ぎて、子どもを産む限界年齢が近づくにつれ、そろそろ結婚しないとやばいことになる、という意識の変化があらわれはじめた。好きな男を見つけたい、ではなく、早く結婚したい、である。

そうした30代半ばのあわてぶりは、その下の年代の30代前半や20代後半の女性たちの意識にも変化をもたらしている。「ああなる前に、私も手を打たなければ」という感覚が広がりはじめているわけだ。
それらの、特に女性の心をつかんだのが、いわゆる「婚活サービス」事業。いま、婚活サービスは巨大な産業となりつつある。
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婚活アプリに殺到する男女

婚活サービスとは、決して新しい事業ではない。草分けは「結婚相談所」だ。それこそ昭和の時代から、結婚相手を求めて相談所に通う男女はいた。
また、最近では、業者が間に立つ「合コン」や「街コン」、「婚活パーティー」なども、婚活サービスのひとつの業態といえるだろう。

しかしいま、多くの結婚を目指す男女に広がっているのは、インターネットでの「婚活アプリ」を使った交際相手の獲得だ。
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上の表は、インターネットを通した婚活サービス事業の推移を見たもの。
2015年に120億円だった市場規模は、17年には倍増の256億円。18年の予測は374億円に達する見込み。さらに、23年には852億円の巨大市場になると予測されている。
17年に倍増したのは、この時期、テレビなどのメディアで婚活アプリが流行していることを紹介しはじめたことと、それまで静観していた大手の結婚相談所が、従来の男女のマッチングノウハウを生かして続々「婚活アプリ」参入し始めたことがきっかけになったようだ。

手軽かつ、幅広い選択肢から相手を選べるアプリ

では、この婚活アプリとはいったいどんなサービスなのだろう。
「婚活アプリ」で検索すると、それこそ山のようにたくさんのサイトが画面に現れる。会員数の多いところは約700万人もいるというからすごい。

登録は、とても簡単。
●自分のプロフィールと写真を掲載
●年齢、住所など基本的な情報から、趣味や好きな食べ物など、個人的な情報もアッ
●基本的な情報以外は任意なので、出したくない情報は省いてもいい
●名前も、掲載はニックネームでOK
●自分の情報とともに、相手に求める条件を提示
年齢は何歳くらいまでとか、身長や体重とか、学歴、仕事内容など、交際のための必要条件を提示する必要があるが、多数ある業者が提示する項目のほとんどが任意なので、自分の判断で条件を付けることができる。それらを記入したら、登録は完了だ。

「いいね!」のボタンを押すが、最初のアクション

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料金は、月額で男性がおおよそ3000円前後。女性は、男性と同額の有料となる場合と、無料の場合がある。男性と女性が同額なら、女性もまた真剣なことが想像されるし、女性が無料なら、女性の登録者が多くなり、男女とも出会いの機会も広がるということになるのだろう。そのほか、気に入った相手にアプローチするためのポイント料金が別途かかるケースがある。

登録が済んだら、次は検索だ。

写真を見たり、自分に合った条件の人物を探し出して、気になる相手を見つけたら、「いいね!」のボタンを押す。そして、相手から「いいね!ありがとう」の返事がきたら、マッチングが成立し、以後、メッセージの交換ができるようになる。

あとは会話を重ねて、本当に会ってみるにふさわしい相手かどうかを判断することになる。

安全性と抵抗感の解消で社会に浸透

「婚活アプリ」については、「出会い系サイト」とどう差別化するかが大きな課題となっていた。

どちらも男女が出会うことに変わりはないのだが、後者が自由な恋愛、交際を主たる目的にしているため、未婚と既婚者が入り混じったり、あるいは未成年者を巻き込んだり、場合によっては売買春の舞台になったりしている。

しかし、「婚活アプリ」は、それとは一線を画しており、健全な結婚目的のサイトであることをアピールすることに必死だ。婚活アプリでは、結婚相談所として国の認可を受けているのが一般的で、また運営会社名、代表者名、顔写真などがオフィシャルに表示されている。いかがわしい出会い系サイトとは異なるのだ。

また、男女とも登録時に身分証を提示してもらうことになっており、何かあった時には、すぐに本人が特定できるようになっている。加えて、会話中に不快な発言などを感じたら、すぐに運営サイドに報告することができ、その相手は退会を迫られることになる。そうした安全性への配慮に極めて熱心だ。

売れ残りがネットで相手を探す。この考えはもう的外れ?

もうひとつ克服しなければならないのは、社会全体に覆う、ネットで結婚相手を見つけることへの抵抗感だ。たしかに「出会い系サイト」ではないのだが、なんとなくその延長ではないかととらえる人がいるのも事実。
特に高齢者などの中には、結婚相手は、身近な人との恋愛などから発展するべきものという考えが残っており、見合いや恋愛で相手を見つけることができない人が、インターネットなどで探している、などと、誤った考え方を持つ人もいる。

そうした考え方が、少しずつ的外れになっていることの証が、ここ数年の「婚活アプリ」急成長の証だろう。今後、ますます成長していくことが予想される。

≪記事作成ライター:小松一彦≫
東京在住。長年出版社で雑誌、書籍の編集・原稿執筆を手掛け、昨春退職。現在はフリーとして、さまざまなジャンルの出版プロでユースを手掛けている。


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