50型ディスプレイが5万円台〜。4Kテレビは、いま、買いか?


マネセツ148(岩城)50型ディスプレイが5万円台〜/メイン

2016年に入ってから徐々に値下がりが続き、初夏以降、数カ月の間で30%ほどの値下がりを記録した4Kテレビ。

さらに晩秋の時季から「50インチ4Kが5万円台」というTVCMが流れ始め、大手価格情報サイトでも、5万円台の43インチ4Kが数多く紹介されています。
実際に、「わが家のテレビはすこぶる順調だけど、画質が圧倒的によくて電気代も抑えられる4Kテレビは魅力。でも、数十万円を出してまで買おうとは思っていなかったものの、消費税を含めて6万円弱で4Kテレビが手に入るのであれば……」と、食指が動き始めた人も多いのではないでしょうか。

 

ボーナス商戦は健在。なかでも注目株は4Kテレビ

 

ボーナス支給額は伸び悩んでいるものの、「ボーナス商戦」自体は健在のいま、百貨店や家電量販店では、時計やカメラなどの販売が好調だとか。
さらに、今年の冬のボーナス商戦で注目されているのが4Kテレビです。
「4K(よんケー)テレビ」の「4K」は画面の解像度を表す用語ですが、現在主流になっているフルハイビジョンの画素数は横(水平画素)1920×縦(垂直画素)1080で、縦横合計で207万3600。
それに対して、4Kテレビは横3840×縦2160で合計829万4400。

つまり、図を見ると、画素数(画質)の違いは歴然ですが、画素数はフルハイビジョンの4倍となり、水平画素が「約4000」であることから4Kと呼ばれます。映画やライブの画像の美しさもちろん、今まで何気なく見ていたバラエティ番組であっても、芸人さんの細かな動作・表情が鮮明になることで、よりリアルな笑いが得られるかもしれませんね。

マネセツ148(岩城)50型ディスプレイが5万円台〜/図①

 

4Kテレビの画素数はフルハイビジョンの4倍

 

4Kテレビが世界で初めて市販されたのは2011年12月のこと。東芝の「REGZA 55X3」です。当時、55V型で販売実勢価格は60万〜70万円前後でした。
ちなみに、テレビの画面サイズについて以前は「○○インチ」と呼ばれていましたが、最近は「○○V型」という表記になっています。テレビの画面サイズは、画面の対角寸法(対角線の長さ)で表します。

懐かしいブラウン管テレビも、対角寸法(外径寸法)で表していましたが、ブラウン管の周辺部は外装部(枠)で隠れてしまいます。このため、実際に画面が表示されている大きさ(有効画面)は「○○インチ」よりも小さくなってしまいます。一方、液晶テレビやプラズマテレビは、有効画面の対角寸法を基準とした大きさとなっています。

一般社団法人電子情報技術産業協会の定義でによると、「『V型』は、テレビの有効画面(駆動表示領域)の対角寸法をセンチメートル単位(小数点以下二桁)で表した数値を2.54で除して、小数点以下を四捨五入した数値(42V型等)で表す」となっています。つまり、2.54センチは1インチとなります。

 

50V型で5万円台の4K対応ディスプレイが登場

 

前述したように2011年に初めて発売されたとき、4Kテレビは60万〜70万円前後でしたが、最近では、国内の有名メーカーの製品でも、55V型で20万円を切るようになっています。
4Kテレビの価格が急速に下がるなか、それに追い打ちをかける製品も登場しました。ネット関連会社の「DMM.com」は11月、同社ブランドのデジタル家電の第1弾となるディスプレイ「DMM.make DISPLAY」の販売を開始。驚くべきはその価格です。
50V型で5万9800円、65V型で15万9900円(いずれも税別)となっています。

安さの秘密は、その名のとおり「ディスプレイ」だけで、チューナーを内蔵していない点にあります。そう言うと、「えっ? それなら4K放送が見られないの?」と思うかもしれません。
総務省では2018年に、BSおよび110度CSで4K・8Kの実用放送を開始する計画です。実用放送は現行の衛星放送とは異なった仕組みで放送されるため、実は現在販売されている4Kテレビであっても、BS・110度CSによる4K・8K実用放送の受信機能は搭載されていません。
要は、4K・8K実用放送を見るには、外付けのチューナーが必要になることから、「どうせ無駄になるなら、チューナーは要らない」というのがDMM.comの説明なのです。確かに一理ありますね。

 

4Kテレビを買うか否かは「見たいコンテンツがあるか否か」

 

現在市販されている4Kテレビでは、124/128度CS放送、ケーブルテレビ、IPTVによる4K放送、インターネットによる4K配信サービスを視聴できます。これらによるさまざまな4K映像配信サービスも登場しています。
すでにCSやケーブルテレビを見ることができている人や、インターネットに接続できる環境にある人なら、「DMM.make DISPLAY」を購入すれば、これらのコンテンツを楽しむことができます(別途契約が必要な場合もあり)。

「4Kテレビをいつ買うか」という問いには、「見たいコンテンツがあるか」が答えになるでしょう。
自分で撮影した4Kの動画や写真を見たい人もいるかもしれませんし、ネットで配信されるサービスであれば、作品を1本ずつ購入することもできます。
5万円台のディスプレイであれば手に届く範囲……という人も多いでしょう。そうした人は試しに買って、リアルな映像を確かめてみてはいかがでしょう。

≪記事作成ライター:岩城枝美≫ 
横浜出身。東京在住。大手情報サービス企業を退社後フリーランスに。教育、結婚、通信、金融、IT、住宅、ゴルフ系の出版物、Web、社史、社内報など、20年にわたりあらゆるジャンルの取材・執筆、ディレクションに携わる。


再生エネルギーならクラウドバンク

Leave a Reply

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です